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腫瘍マーカー

2022.11.24

●腫瘍マーカーとは

がんの指標となる特殊な物質を調べる血液検査で、値が高いとがんの可能性を否定できなくなります。これらは補助的検査であり、最終的な診断は画像検査や細胞検査などで行います。

 

検査項目 検査の説明
PSA 前立腺がんに特異的に見られる腫瘍マーカーですが、前立腺肥大症や前立腺炎でも軽度高値を示します。
AFP 主に肝細胞がんで高値を示します。肝炎や肝硬変でも軽度高値を示すことがあります。
CEA 主に大腸、胃などの消化器系がんで高値を示します。加齢や糖尿病・喫煙でも軽度高値を示します。
CA19-9 膵臓がん、胆道系のがんで高い陽性率を示すほか、胃がん、大腸がんなどの消化器系がんでも、まれに高値を示します。良性疾患や婦人科疾患でも高値を示すことがあります。
CA15-3 乳がんで高値を示します。卵巣がん、子宮がん、肺がんでも高値を示すことがあります。
CA125 卵巣がん、子宮体がんで高値を示します。子宮内膜症、子宮筋腫、月経などでも軽度高値を示します。
SCC抗原 食道がん、子宮頸がん、肺がんなどの扁平上皮癌で高値を示します。
PIVKA-2 主に肝細胞がんで高値を示します。肝炎や肝硬変でも軽度高値を示すことがあります。
SLX 肺がん、消化器系がん、乳がん、卵巣がんなどの腺がんで高値を示します。非がん疾患での偽陽性率が低く、がん特異性が比較的高いのが特徴です。
NCC-ST-439 主に胆道系や肝臓、大腸、胃などの消化器系がんに特異性が高く、乳がんでも高値を示すことがあります。
CYFRA21-1 肺がん(特に扁平上皮がん)で高値を示します。