胸部
2022.11.21
●主な胸部レントゲン所見について
1:右肺尖部 2:右上肺野 3:右中肺野
4:右下肺野 5:右肺門部 6:左肺尖部
7:左上肺野 8:左中肺野 9:左下肺野
10:左肺門部 11:縦隔部
胸膜肥厚 肺を包む胸膜が厚くなった状態です。 過去の炎症などが考えられ特に問題ありません。 |
肺嚢胞(ブラ) 肺胞が壊れて大小の袋が出来ている状態です。 袋が破裂すると気胸を起こすため注意が必要です。 |
結節影、腫瘤影 類円形の陰影のうち直径3cm未満を結節影といい、3cm以上を腫瘤影といいます。 過去の肺炎、良性腫瘤、肺癌などでみられ、経過観察や精密検査が必要な場合があります。 |
浸潤影 肺胞内に細胞成分や液体が溜まって出来る境界不明瞭な陰影をいいます。 肺炎、肺結核、非結核性抗酸菌症などの肺感染症でみられ、経過観察や精密検査が必要な場合があります。 |
心陰影の拡大 心臓の陰影の横幅が肺の横幅の50%より大きくなっています。 肥満、心肥大、心臓弁膜症などの場合にみられ、経過観察や精密検査が必要な場合があります。 |
網状影 肺胞の周りに液体などが入り込みX線写真上、数ミリ前後の網の目状の陰影が拡がって見える状態です。 間質性肺炎、サルコイドーシスなどでみられ、経過観察や精密検査が必要な場合があります。 |