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採血検査(一部尿検査含む)

2022.11.21

脂質検査

検査項目 検査の説明
総コレステロール

肝臓で作られたり、食べ物から吸収されたりします。

現在は悪玉のLDLコレステロールと善玉のHDLコレステロールに分けて評価を行います。

LDL

コレステロール

血管壁に沈着して動脈硬化を促進させてしまいます。

悪玉コレステロールと言われています。

HDL

コレステロール

血管壁についたコレステロールをはがして動脈硬化を防ぐ効果があるため、善玉コレステロールといわれます。

適度なアルコールや運動により増加し、喫煙や肥満により減少します。

中性脂肪 過食やアルコールの多飲などで増加し、これが多いと肥満や脂肪肝の原因となります。

nonHDL

コレステロール

動脈硬化の新しい指標として使われ始めた数値で、総コレステロールから善玉コレステロールを引いたものです。

中性脂肪が高すぎる人や食後採血の場合でも測定が可能で、現在の動脈硬化の促進因子がどの位あるかの指標を知ることができます。

 

 

糖代謝

検査

項目

検査の説明
血糖

空腹時の血糖を測定し糖尿病の有無を調べます。

高血糖の状態が長期に継続すると動脈硬化を助長します。

HbA1c

過去1~2ヵ月間の血糖値を反映します。

食事の影響を受けないため、いつでも検査が出来ます。

尿糖  

空腹時に陽性の場合、糖尿病が疑われますが、

体質的に尿糖が陽性に出る人もいます。

 

 

腎機能

検査項目 検査の説明
尿素窒素

タンパク質が分解されて出来る老廃物で、腎機能低下により値が上昇します。

クレアチニンと合わせて評価を行います。

クレアチニン

体の老廃物の一種で、腎機能が低下すると排出できなくなって血液中の値が増加します。

筋肉量や運動の影響を受けます。

eGFR

慢性腎臓病の指標です。推算糸球体濾過量のことで、血清クレアチニン、年齢と性別から計算されます。

数値が低いほど腎臓機能が低下している可能性があります。

 

 

痛風

検査

項目

検査の説明
尿酸

高値になると痛風や腎結石の原因となります。

アルコールやプリン体の摂取により値が上昇します。

 

 

肝・胆・膵機能

検査項目 検査の説明
総蛋白

肝臓で作られ腎臓で排出されるため、これらの臓器の異常を調べる指標となります。

また栄養状態を反映する検査の1つでもあります。

アルブミン

たんぱく質の1つで栄養不良や炎症の時に低値になります。

また肝機能や栄養状態を反映する検査でもあります。

A/G比

蛋白中のアルブミンとグロブリンの量の比率です。

健康な状態ではアルブミンが多く1.1以上ですが、肝臓などの病気でアルブミンが低下すると1.0以下になります。

AST

(GOT)

高値の場合、肝臓や心臓・筋肉などの臓器に障害の疑いがあります

ALT

(GPT)

高値の場合、肝臓病の疑いがあります

ALP

(IFCC法)

肝・胆道系の疾患や骨の疾患などで上昇します。

ほかの検査とあわせて判定します

LDH

(IFCC法) 

肝臓・心臓・血液・肺の疾患などで上昇します
γーGTP 脂肪肝や胆道の障害・肥満・過度のアルコール・ある種の薬剤などで上昇します
コリンエステラーゼ 脂質代謝と関係しているため、栄養の取りすぎや脂肪肝で高値になります
総ビリルビン 赤血球が分解されて出来る酵素で、胆石・胆道系の疾患・溶血性貧血などで高値になりますが、体質的に高い方もいます
直接ビリルビン

ビリルビンは肝臓で処理されて直接ビリルビンとなり胆道から排出されます。

胆道系の障害により胆汁の排泄が不十分になると血液中の値が増加します

尿ウロビリノーゲン

胆汁が腸内細菌により分解されたもので、大部分は便から排出されますが、一部が尿中に排出されます。

正常は(±)で肝臓や胆道系の疾患で(+)となります

血清アミラーゼ 唾液や膵液に多く含まれ、高値の場合これらの疾患の疑いがあります
LAP  胆道系酵素と呼ばれ、肝臓の病気や胆汁の流れが障害されると値が上昇します

 

 

血液一般

検査項目 検査の説明
赤血球 肺で受け取った酸素を全身に行き渡らせ、逆に不要となった二酸化炭素を全身から回収して肺に戻し、体外へ排出する役目を担っています。

Hb

(ヘモグロビン)

赤血球中の酸素を運ぶ働きをします。

貧血の状態を調べます。

ヘマトクリット 血液における赤血球の占める体積を百万率で表したもので貧血や多血症のスクリーニングに有用です。
白血球

感染から体を守る働きがあります。

炎症性疾患や血液疾患で上昇しますが、喫煙・ストレスなどでも上昇することがあります。

血小板

出血を止める働きをしていて、急激に減少すると出血しやすくなります。

血液疾患やがん・慢性炎症などで増加がみられることがあります。

血清鉄 血液中の鉄分を表します。不足すると赤血球の生産量が低下し、鉄欠乏性貧血を引き起こします。

 

 

免疫・感染症

B型肝炎ウイルスの感染の有無を調べます。抗原陽性ならウイルスに感染している可能性があります。既往感染またはワクチンにて免疫を獲得した後に抗体陽性となります。

CRP 炎症疾患にて高値になります
リウマチ因子 高値の場合、慢性関節リウマチ・膠原病などが疑われます
ASLO A群溶血性連鎖球菌が産生する菌体外毒素(ストロプトリジン0)に対する毒素中和抗体の力価のことで、最近、溶連菌の感染があったかどうかを調べる検査です

RPR法

TPHA法

梅毒感染の有無や既往をみる検査です

HBs抗原

HBs抗体

B型肝炎ウイルスの感染の有無を調べます。抗原陽性ならウイルスに感染している可能性があります。

既往感染またはワクチンにて免疫を獲得した後に抗体陽性となります

HCV抗体 陽性の場合は現在C型肝炎ウイルスに感染しているか、あるいは過去に感染したことを意味します